倉庫内作業の基礎知識

倉庫で働く派遣社員にとって役立つ情報をお届けします。

カテゴリ: ダンボール


初めての人でも任される筆頭のお仕事が空箱作り。

段ボールの向きに注意
完全に無地の場合は問題ない。しかし下の画像のようにバーコードが印字されていたり、サイズ情報、ダンボールメーカーのロゴなどが印字されている場合がある。

通常はそれらが印字されてる面が底だ。

ゆえに空箱づくりはその部分をテープで貼っていく。
段ボールの向き
テープの貼り方
主にI貼り、十字貼り、H貼りの3種類がある。

I貼り
簡単で早く済むが強度が弱い。一手。
十字貼り
強度を高める貼り方。引っ越しにおける段ボール作りでよく使われる。二手。
H貼り
密封性を高める貼り方。倉庫における段ボール作りでよく使われる。三手なので時間がかかる。
段ボールのテープの貼り方
引っ越しにおいては重い物が底抜けしないことが重要であるため十字貼りをします。
倉庫においてはそれが商品ですよ~未開封ですよ~という事を暗示する意味もあって密封性を高めるH貼りをすることが多いです。

さらに高める

十字貼りの強度をさらに高めるために長い辺の側の側面にはみ出た部分を長めにすることがあります。そこが一番負荷がかかるからです。

H貼りの密封性をさらに高めるためにカドもしっかり密封するよう指示されることもあります。
段ボールのテープの貼り方注意点

完成!
半分折って積み重ねていこう。
長い辺を折るべきか、短い辺を折るべきか。それは今後の研究課題である。
段ボールのカラの積み重ね






積み方を考えるうえで考慮すべき点は主に効率性安定性耐圧性である。

効率性とはいかに隙間なくぴっちりと多くのものを積み込めるかどうかという事。
安定性とは崩れてこないかどうかという事。
耐圧性とはどのくらいの重さに耐えられるか、潰れないかという事。

ブロック積み(平積み)
多くの荷物を効率よく積めるが荷崩れや層割れをおこしやすい。
最も単純で簡単であり耐圧にも優れている。 

積み付け_ブロック積み
交互列積み(交互積み、インターロック積み)
段ごとに向きを90度変えながら積み上げて行く。
上端の端以外は揺れに対して強くなる。
ダンボールの縦横比が1に近いと意味がなくなる。
積み付け_交互列積み
ブロック積みと交互列積みの組み合わせ
下のほうは耐圧に優れたブロック積み、上のほうは安定性に優れた交互列積みをする。
積み付け_ブロック交互列積み

ピンホール積み(風車形積み付け)
段ごとに向きを180度変えながら積み上げて行く。
長方形の荷物を正方形のパレットに積む際によく使われる。
耐圧には弱くなるので重すぎるものには向かない。
中に穴が開いており空気を通すことができるため、温度管理が必要なものに向いている。
ピンホ「イ」ールではない。
積み付け_ピンホール積み
ピンホール積み応用編
積み付け_ピンホール積み応用
1)一角を二分割したもの。
2)さらに分割したもの。ノートパソコンの積み付けなどによくみられる。
3)ダブルピンホールと呼ばれるもの。さらにトリプルピンホールもある。

その他の積み方
れんが積み、スプリット積み 

積み荷を安定させる方法
安定性が低い積み方であってもそれを補完する手段がいくつかある。
〇ストレッチフィルムを巻く。
〇紐で上段を結束する。
〇各段の合間に段ボール、べニヤ版、パレットなどを挟み込む。
〇グルーで上下の段ボールを軽く接着させる。

オーバーハング
パレットなどからはみ出るほどに積み込むことをオーバーハングという。やむを得ずオーバーハングすることもあるが、その場合耐圧性が劣ることは認識しておいたほうがいい。重い物をたくさん積み重ねる場合は特に気を付けるべき。
オーバーハング
オーバーハングはダンボール間にも言えることである。
オーバーハング2
パレットからはみ出なくてもオーバーハングと同様の問題が木製パレットでは起こりうる。デッキボード間隔の広いパレットには注意する。
オーバーハング3

はい作業
荷を積むことを「積む」たは「積みつける」とよく言うが、正式には「はい付けする」と言う。
荷を降ろすことを「はいくずしする」といい、積み替えることを「はい替えする」と言う。
そしてそれらをひっくるめて「はい作業」と言う。
はいとは、積み上げられた荷の集団のことで、2メートル以上のはい作業にははい作業主任者の資格を持った者の指揮が必要。

ただこの資格は米俵時代の情報が多かったり、専門用語ばかりでその用語で指揮されても指揮される側はチンプンカンプンだったりとなかなかに微妙なものとなっているようだ。

段ボールの取っ手
日常の感覚でつい手に取ってしまうダンボールに付いている取っ手。
それが製品の入った段ボールであれば取っ手を持つことが禁止されている可能性が高い。

取っ手も含めて商品であるという考えなのだろう。

普段から取っ手を持って仕事しないクセをつけておいたほうがいいかもしれない。


 

段ボールの開け方


中に商品が入っている場合、カッターの刃をブッ刺して段ボールを上げると商品を傷付ける恐れがある。
中の商品を傷付けずに段ボールを開ける必要があるのである。
段ボールの開け方_間違ってもブッ刺してはいけない

ダンボールの開け方

1)両サイドを切る。
段ボールの開け方_両サイドを切る


2)少し浮くので持ち上げながら端に切れ込みを入れる。
段ボールの開け方_少し浮くので


3)あとは引っ張れば切れ込みが伝線していって開けられる。
段ボールの開け方_あとは引っ張れば


↑このページのトップヘ