倉庫内作業の基礎知識

倉庫で働く派遣社員にとって役立つ情報をお届けします。

カテゴリ: ストレッチフィルム(ラップ)

切れ目を探してめくる
ゴム付きの軍手をつけてさすっていくと切れ目が丸まってめくりやすくなる。
ストレッチフィルムめくり

強度を増したい
ラップをひねるとフィルムが締まり強度が増す。一定の間隔でねじっていくと緩まず強く巻くことができる。
ストレッチフィルムそう子ちゃんひねり
 
目が回ってしまう
いずれ慣れる、と言ってしまえばおしまいだがあえて助言するならば回る半径を大きくするように意識する。図で言えば赤い線ではなく青い線のように回る。その分移動距離が長くなって時間はかかるが、そこはまあ自分で加減すべし。
ストレッチフィルム目が回る
エコバンド

ストレッチフィルムの使用にはいくつかの欠点があった。
〇ゴミが出る
〇環境に悪い
〇巻くのに手間時間がかかる
〇目が回る
 
そこで使いまわしのできるエコバンドというものが登場し、使われている現場もある。
これの利点は以下の通り。
〇環境にやさしい
〇装着脱着が簡単
〇繰り返し使用でコスト削減になる
 
逆に欠点も存在する。
〇回収しなければならない
〇汚れていく
〇積み荷の形状がある程度は整っていないと使えない


倉庫内作業で必要不可欠なものの一つとしてストレッチフィルムがあるが、現場において実際にはラップと呼ばれる事のほうが多いと思う。今回はこの倉庫で使われるラップ家庭で使われるラップの違いを見ていくことにする。実は同じではないのだ。

材質が違う
ストレッチフィルム LLDPE(直鎖上低密度ポリエチレン)
家庭用ラップ PVDC(ポリ塩化ビニリデン)

ゆえに

性能が違う
ストレッチフィルム 耐気性× 耐熱性×
家庭用ラップ 耐気性〇 耐熱性〇 
耐水性は両方持っているが、耐気性と耐熱性に違いがある。
耐気性つまり空気を通さない性質があるという事は、酸化を防いだり臭い移りを抑えたりできるという事である。
耐熱性があるという事は、電子レンジにも使えるという事である。

ゆえに

価格が違う
ストレッチフィルム 50cm×300m 厚さ15~18ミクロン 約1000円
家庭用ラップ 30cm×50m 厚さ11ミクロン 約300円
一般的なサイズと価格は大体このくらいである。使用用途上ストレッチフィルムは丈夫でなければならないので多少分厚くなっているのがポイントである。
この数値をもとに面積比で価格をみると3倍以上ストレッチフィルムが安いという事になる。厚さが違うので体積比でも比べてみると4倍以上ストレッチフィルムが安い事になる。
そしてストレッチフィルムはまとめ買いによってさらに2倍くらい安くなる。家庭用ラップもまとめ買いすれば安くなるかもしれないが、そもそも大量にまとめて購入する家庭など普通はない。だが倉庫ではそれなりに使うのであれば大量にまとめて購入するしそれによって安くなるのである。

ストレッチフィルムは業務用ラップなのか?

「家庭用」の対義語が「業務用」であるとすると、ストレッチフィルムは業務用ラップという事なのだろうか。難しいところだがあえて言うならば梱包用ラップであろう。業務用ラップというとむしろ食品工場や飲食店用のラップのことになると思われる。家庭用ラップのものをただ長くしたものであったり、材質をポリ塩化ビニルに少し落としつつも性能的には家庭用ラップに近いものとし価格を抑えたものなどがある。

ストレッチフィルムを巻いていると摩擦熱で手が痛くなってくる。そのためストレッチフィルムフォルダーというものが用意されている現場もあり、それを筒の両端につけて巻けば手を傷めずに済む。

ストレッチフィルムフォルダー
これがない場合はゴムの付いていない普通の軍手を手につけて巻けばいい。ほんわかと手が温まる程度で済むようになる。黄色いブツブツのゴムが付いた滑り止め付き軍手でも左右逆にはめて裏返しに使えば同様のことができる。
滑り止め付き軍手
ところで普通の人なら手が痛くなってとてもじゃないが素手では巻けないと思うのだが、慣れた人の中には素手で巻いてしまう人もいる。 素手でやる上で何かコツがあるのか知りたいところではあるが、一つの仮説を立てることはできる。

歳をとると指先がカサカサしてくることと関係があるのではないかという仮説だ。

よく年寄りが紙をめくる時に指に唾をつけるところを見かけると思う。あれば指先がカサカサで滑るためそのままでは紙がめくれないのである。ゆえに唾を付けてグリップを効かせて紙をめくるのである。

このてのカサカサは紙をめくる上では不利であるがラップを巻く上では有利に働くのではないかと思っている。もし脂がのっている若者でも素手でラクラク巻ける人がいるのであれば仮説は崩れるのだがはたしてどうだろうか。

ストレッチフィルムを巻く前に

ストレッチフィルムを巻く前に確認しておくべきことがある。
積荷の間に隙間がないかどうかだ。

隙間があるとフィルムをピンピンにして巻いたとしても、ちょっと積荷が中にずれるだけでたるんでしまう。
たるんでしまってはフィルムの効果半減だ。

フィルムを巻く前には積荷の間の隙間をできるだけなくすようにしよう。
ストレッチフィルムを巻く前に2




メモ書き 下記の事項を執筆検討中
はみだしていい程度
ひもでくくる
 

コツを知らないとなかなかうまくいかない天面の巻き方。
天面は必ずしもまっ平らというわけではないし、面積もいろいろなので一概にこれというやり方はない。

そこで今回はまっ平で平均的な面積の場合の天面の巻き方の典型例を解説してみた。
必ずしもこのやり方でなければいけないわけではないので参考程度にどうぞ。

下からグルグル巻いてきて上部まで外周は巻き終わったところからの解説である。

ラップの巻き方_天面
 
それぞれのカドでしっかりとラップを延ばすのがコツだ。でないとところどころでたるむ。 

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