倉庫内作業で必要不可欠なものの一つとしてストレッチフィルムがあるが、現場において実際にはラップと呼ばれる事のほうが多いと思う。今回はこの倉庫で使われるラップ家庭で使われるラップの違いを見ていくことにする。実は同じではないのだ。

材質が違う
ストレッチフィルム LLDPE(直鎖上低密度ポリエチレン)
家庭用ラップ PVDC(ポリ塩化ビニリデン)

ゆえに

性能が違う
ストレッチフィルム 耐気性× 耐熱性×
家庭用ラップ 耐気性〇 耐熱性〇 
耐水性は両方持っているが、耐気性と耐熱性に違いがある。
耐気性つまり空気を通さない性質があるという事は、酸化を防いだり臭い移りを抑えたりできるという事である。
耐熱性があるという事は、電子レンジにも使えるという事である。

ゆえに

価格が違う
ストレッチフィルム 50cm×300m 厚さ15~18ミクロン 約1000円
家庭用ラップ 30cm×50m 厚さ11ミクロン 約300円
一般的なサイズと価格は大体このくらいである。使用用途上ストレッチフィルムは丈夫でなければならないので多少分厚くなっているのがポイントである。
この数値をもとに面積比で価格をみると3倍以上ストレッチフィルムが安いという事になる。厚さが違うので体積比でも比べてみると4倍以上ストレッチフィルムが安い事になる。
そしてストレッチフィルムはまとめ買いによってさらに2倍くらい安くなる。家庭用ラップもまとめ買いすれば安くなるかもしれないが、そもそも大量にまとめて購入する家庭など普通はない。だが倉庫ではそれなりに使うのであれば大量にまとめて購入するしそれによって安くなるのである。

ストレッチフィルムは業務用ラップなのか?

「家庭用」の対義語が「業務用」であるとすると、ストレッチフィルムは業務用ラップという事なのだろうか。難しいところだがあえて言うならば梱包用ラップであろう。業務用ラップというとむしろ食品工場や飲食店用のラップのことになると思われる。家庭用ラップのものをただ長くしたものであったり、材質をポリ塩化ビニルに少し落としつつも性能的には家庭用ラップに近いものとし価格を抑えたものなどがある。