問題。以下の絵の中に純粋な脚立が一つだけある。それは何番か答えよ。
脚立_脚立

さて今回は高い位置の荷物を扱うときに使う事もある脚立のお話をする。一言で脚立と言ってもいろんな形状のものが思い浮かぶかと思うが、そのなかで倉庫で使いうるものを絵にしてみた。冒頭の問題はおわかりいただけただろうか。

一番世の中に普及していて誰もが一度でもみたことがありそうなものは1番だろう。これが最も典型的な脚立の中の脚立、と思いきや実はちょっと違う。1番は変形させてはしごの形状にすることができる。ゆえにはしご兼用脚立である。

という事ははしごにできない1番のようなものが正解となると推測がつく。ということで正解は7番。はしごには変形できない7番こそが真の脚立、専用脚立である。

ではそれ以外のものは何なのか。

3番と4番は踏み台、5番は作業台、6番は足場台である。
2番はこの絵の感じならば専用脚立

これらの分類は何の基準を持って判断するかにもよるのだが、脚立と踏み台に付いてはSG基準を参考にしている。国民生活センターメーカーも。

脚立と踏み台の違いはわかるだろうか。4番は脚立と一体何が違うというのか。

まず第一に高さで分類される。天板面までの垂直高さが 800mm を超え 2000mm 以下のものを脚立、天板面までの垂直高さが 800mm 以下のものが踏み台である。

ゆえに踏み台は脚立に比べて低い。

第二に踏み台ははしごとして兼用できないものである。

変形できたとしても折りたたむためであり、はしごになるわけではない。そもそも背の低い踏み台をはしご形態にする意味などあるのか。

第三に踏み台は天板に乗ることも前提としており、脚立はそうとは限らない。

4番の天板をよく見てほしい。立ちやすいように天板が広くなってるのがわかるだろうか。
一方天板の高さが800mmを超えるもので天板に乗ることを前提とするものは上わくが付いてないといけない。それがつまり2番である。

そしてこれはつまり、上わくがない800mmを超える脚立は天面に立ってはいけないということになるのである。

なお2番の形状の脚立は背の低い製品も多く、800mm以下のもざらでそうなると第一の条件により脚立ではなくなる。

ちなみに辞書的には脚立は「短いはしごを八の字形に合わせ、上に板をのせた形の踏み台。」とある。結局踏み台かよ。