倉庫内作業の基礎知識

倉庫で働く派遣社員にとって役立つ情報をお届けします。

重い物を持つ仕事の代表例が引っ越しです。
倉庫内作業においても重い物を持つ事はありますが、引っ越しとは事情が違う部分が多々あります。

重い物を持つ事に関しての引っ越しとの違い


重い物を人が持っての「移動」があまりない
 持ち上げてその場で積みかえたりするくらい。
 移動はパレットなどに乗せてハンドなどで。

ましてや階段の上り下りなどない
 荷物用エレベーターを使います。

二人がかりでないと持てないものなど滅多にない

 それこそ家具の仕分けとかでないと。あとは大きな工業用の部品とか。

引きずれる
 家庭では床を傷つけるが倉庫では問題ない。

作業場が広い
 狭い家庭と広い倉庫では作業のしやすさが段違い。

頻度、速度はある
 テキパキと荷物を処理していくことにより重点が置かれる。

倉庫では極端に重い物をどうするかではなく、そこそこの重さのものをいかに効率よくこなしていくかを考えていく必要がある。

いかに体に負担をかけずに重い物を持つか

持ち上げるとき
そう子ちゃん_重い物
・段ボールのカドを対角線上に持つ。
・手前側を浮かす。
・片膝をつく。
・上に持ち上げるのではなく、おなかに引き寄せるイメージで。
・膝の屈伸力で持ち上げる

荷物に体を近づけて抱えてから上げます。上げてから近づけるのではありません。
また倉庫で膝をついたら汚れてしまうんじゃないかと思われるかもしれませんが、その通りです。
汚れるのが嫌ならばせめて膝をしっかりまげよう。

持っているとき
そう子ちゃん_重い物2
・段ボールのカドを対角線上に持つ。
・背筋を伸ばす
・腕を伸ばす

または別のやり方として、
・荷物の下のほうを持ち、重心を上げる
・背筋を伸ばし、おなかにのせるイメージ
重心が高いと軽く感じます。

さらに別のやり方として、
・腰のベルトの上にのせてしまう。
そうする場合は頑丈なベルトを着けてきたほうがいいです。

余談


専門用語として「ひざ型」と「デリック型」というのがある。
 

派遣社員にとって給料、仕事内容の次くらいに気になる休憩時間について。
こんな休憩の取らせ方ってアリ!?と疑問に感じることもあるかと思います。

労働基準法の休憩の条文は以下の通り

第三十四条  使用者は、労働時間が六時間を超える場合においては少くとも四十五分、八時間を超える場合においては少くとも一時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。
○2  前項の休憩時間は、一斉に与えなければならない。ただし、当該事業場に、労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては労働者の過半数を代表する者との書面による協定があるときは、この限りでない。
○3  使用者は、第一項の休憩時間を自由に利用させなければならない。

この法律そのものだけでなく、通達や判例もみないと判断できないことも多々あります。

それではこれらを念頭に派遣社員が遭遇しがちな疑問をみていきます。

休憩時間は1時間??

一般的な一日の労働時間は8時間ですが、その8時間に対して45分間の休憩を与えればいいということになります。一般的には休憩時間は1時間となっているところが多いかと思いますが、法律的には45分でいいということになります。

ではなぜ休憩時間を1時間としているところが多いかというと、8時間の労働を一分でも超えることがあれば45分ではなく1時間の休憩を取らせなければならなくなることが理由の一つです。45分しか休憩を取らせてなかった場合、残業させる前に必ず15分の休憩は入れなければいけなくなってきます。それだと管理が大変なので当初の労働時間が8時間以下でも1時間の休憩をとらせておけということです。

また1時間の休憩時間さえ与えておけば法律的にはその後何時間働かせても休憩時間を取らせる必要はなくなり、違法となるリスクをなくすことができます。

ゆえに45分で十分なのにもかかわらず、多くは休憩時間が1時間となっているわけです。

逆に考えれば8時間労働で休憩時間が45分の現場は残業がない可能性が高いのではないかと推測できるわけです。

仕事の最初、または最後にまとめて取らされたんだけど??

ちょっとまだ準備ができてないから、と言われて最初の待機時間を休憩時間とされたり、その逆に仕事が終わってからすべてをとらされたり。

違法です。

労働時間の途中に与えなければならない、と法律にあります。労働と労働の間に休憩がなければなりません。

ただ逆に言えば最初または最後に一分でも労働をさせとけばいい、ということでもあります。
その場合は一分の労働後の休憩時間を伝え、その休憩時間の間はたとえ物量が増えようとも休憩を中断させて仕事に戻らせてはいけないですけどね。

私は最初の二時間十五分をまだ物量がないからと待機させられたのちに仕事に入り、そのあと別途ちゃんと休憩を1時間取ったことがあります。休憩を申し出たとき、あなた最初ずっと休憩室に居たじゃない!と文句を言われましたがそんなことは知ったことではありません。

休憩室まで遠くて移動に時間がかかるんだけど?

倉庫は広いので休憩室に移動するまで時間がかかることも多いと思います。
残念ながら休憩室への移動時間は休憩時間に含まれます。

稀に移動時間は含めず休憩室についてからを休憩時間とする会社もありますが、それはその会社の好意です。例えばニ〇リとか。

手待ち時間はどうなるの?

派遣社員だと仕事ができる状態になるまで延々と待たされることも多々あるかと思います。
作業をしていないとはいえ、指示があればすぐに作業を始めなければならない状態、これが手待ち時間です。

これが何十分と続くとまさかこれが休憩時間として扱われないよな?と不安になってきますが大丈夫。労働時間です


これらの情報は私が法律、通達、判例、そしていろんな社労士さんのサイトを調べてまとめたものです。


 

冷蔵倉庫とは生鮮食品や冷凍食品などを低温で貯蔵することを目的とした保管温度帯10℃以下の倉庫である。

温度管理

菌は10度以下で増殖が遅くなり、マイナス15度以下でほとんど繁殖しなくなる。
それゆえ冷蔵庫は0~10度、冷凍庫はマイナス18度以下に設定される。
ただしマグロは冷凍温度によって褐変(変色)するまでの期間が変わり、マイナス60度程度で凍結保管するのが最適なため超低温で管理する。

その結果、冷蔵倉庫の温度帯は以下のように区分される。

保管温度帯
超低温 マイナス40度以下 マグロ
冷凍 マイナス40度~マイナス18度 冷凍食品など
冷蔵 マイナス18度~プラス10度 乳製品、野菜など
定温 5度~18度

都道府県別 所管容積・製氷・凍結一覧(2016年6月30日現在)を元に温度帯別所管容積のグラフを出してみた。
温度帯別所管容積
これを見るとマイナス20度~マイナス30度が圧倒的に多く、これが一般的な冷凍倉庫の温度帯ということになるのだろう。
次いで多いのがプラス10度~マイナス2度で、これが一般的に言われる冷蔵倉庫の温度帯。
そして三番目に多いのがマイナス50度以下の倉庫で、これがマグロ倉庫ということなのだろう。

それにしても冷蔵より冷凍のほうがここまでぶっちぎりで多いのは意外であった。

温度以外の管理
チルド室ではさらに湿度管理、光触媒装置におる滅菌脱臭もされている。

その他、普通の倉庫と違うところ

天井が低い事も珍しくない
 普通の倉庫は大抵天井が高い。だが温度管理のためなのか知らんが冷蔵倉庫は天井が低いところも多い。
ファンがうるさい
 空気を循環させるファンの音がうるさい。特に天井が低い倉庫はファンが近くてうるさい。まるでサーバー室。
搬出入戸口が密閉
 トラックと倉庫の間の隙間がないようドックシェルターなるもので隙間を防いでいる。
大抵夜勤もある
 鮮度が大事ということなのか、相対的に人件費より施設にコストがかかるためなのか知らんが大抵夜勤がある。
ボールペンが凍る
 冷凍だと書けなくなるので鉛筆を使用することもあり。しかし食品を扱う上で鉛筆を使うのはカスの混入の恐れもあり鉛筆禁止になってることもあり。じゃあどうしろと。。

冷蔵倉庫が多いのは神奈川県

全国のエリア別保管能力を見ると神奈川県が一番冷蔵倉庫が多い。確かに神奈川にはヨコレイがあるからなぁ。冷蔵倉庫で働きたければ神奈川県に行こう!

でもそんな人はあまりいないんだろうなぁ。外人がいっぱい働いてたし。

参考文献

wikipedia
ニチレイ
ヨコレイ
日本冷蔵倉庫協会
冷蔵倉庫協会パンフレットpdf
小学校向けパンフレットpdf

路線図
京浜工業地帯を通る鶴見線は倉庫も多い。だが都心から最も近い秘境ともいわれるこの路線は初めて行くには謎が多すぎて大変だ。

実際の地図で見ると以下の通り。左上に起点となる鶴見駅がある。薄くピンクがかっている部分は横浜市、そうでないところは川崎市である。
地図

起点となる鶴見駅の改札内の様子。左側が京浜東北線、右側が鶴見線。
すでに改札内なのに鶴見線のホームへ行くには再び改札を通らなければならない。
鶴見線各駅が無人駅なため、キセルを防ぐためにそうなっているようだ。
鶴見駅改札内

そして鶴見駅の鶴見線の時刻表(最新)。
都心に近いわりには昼間の運転間隔などひどいものである。始発も遅く終電も早い。
さらに路線が枝分かれしているため、全てが目的地のほうへ行ってくれるわけではない。
多い順に、扇町方面(ただし浜川崎止まりも多い)、海芝浦方面、大川方面。
鶴見駅時刻表

ただ鶴見線は短くて各駅間も歩いて5分強程度であり、目的の駅までいく電車がなくても数駅程度なら歩いていける場合が多い。

浅野駅から安善駅までの徒歩(動画)。
安善駅から武蔵白石駅までの徒歩(動画)。
武蔵白石駅から大川駅までの徒歩(動画)。

ついでに京急花月園前駅から鶴見線国道駅までの徒歩(動画)。

一方上り方面については始発が6時台と遅いのに注意する必要がある。無人駅ゆえ駅前に時間をつぶせるところはないし、バスの始発はもっと遅い。

夜勤の終了が5時とかだと帰りに途方に暮れるのである(経験談)。一時間以上待つくらいならもう鶴見駅まで歩いていくのと大してかわらない。
なお上りの始発電車は下りの弁天橋駅からの始発電車の折り返しである。

電車

日雇い派遣のお仕事の流れはどの派遣会社も似たようなものである。
そこで一般的な流れをまとめてみた。その手順の採用率は★の数で表している。

前日以前 予約★★★
 PCやスマホからホームページにアクセスし仕事を選んでエントリーする。
 急募、人不足の案件はお仕事紹介のメールもくる。
 さらに大至急の案件の場合は電話がかかってくることも稀にある。
 天候が悪い日なども人不足になりやすい。
 
前日以前 確認手続き★★★
 予約の段階で見れる求人情報は仕事の概要しか載っていない。
 その仕事に空きがあって予約できたら仕事の詳細(会社名、住所、勤務地への行き方など)が見れる状態になる。
 契約書(労働条件通知書兼労働契約書とか就業条件明示書などの名称)もメールなどで届く。
 就業内容を確認することで仕事が確定する。
 
前日 前日確認★★
 あまりにも前に仕事を入れているとそのことを忘れてしまう人もいるのだろう。
 前日になったら前日確認メールが届く。
 それに従って間違いなく仕事へ行く趣旨の返信なりボタンを押すなりする。
 初勤務の場合だけ電話で連絡して、仕事の詳細や注意事項などの話を受けることがある。
 
当日 出発確認★★
 出発した趣旨をメールなりウェブサイトからなりで連絡する。
 これを忘れると派遣会社は出発していないと判断し別のスタッフに勤務の依頼をかけてしまう。
 とにかく派遣会社は頭数を揃えることだけには必死であり、登録面接には甘いが無断欠勤には非常に厳しい。
 病欠、交通の乱れによる遅れの連絡は雇用元会社(つまり派遣会社)にする。
 数か月単位の長期の派遣の場合は就業先会社と雇用元会社の両方に連絡するのが通例のようだが、日雇い派遣は私の知る限り雇用元会社に対してのみである。
 ただ当日にならないとわからないそういうイレギュラーな状態を連絡しても、当日キャンセルは認めていませんと言われるだけという理不尽さがある。
 それでも無連絡よりよりはマシだし無理なものは無理なので連絡しよう。
 
当日 到着連絡★
 到着した趣旨を連絡する必要がある場合もある。
 
当日 お仕事開始★
 大人数の現場の場合、出勤しているかどうかの点呼を受けることがある。
 
当日 お仕事終了★★★
 就業先会社が雇用元会社から受け取っているタイムシートに勤務終了時間、休憩時間などを記入する。
 稀にタイムシートは書いておくよと言ってくる就業先会社があるが、そういう会社には二度と関わらないほうがいい。
 本来あなたが書くべきものだし、勝手に勤務時間を短くして記入される恐れもありトラブルの元である。
 
当日 退勤報告、完了報告★
 残業時間や交通費などをまたしても報告する必要がある場合がある。
 残業時間なんてタイムシートを見ればわかるのに。。
 

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