倉庫内作業の基礎知識

倉庫で働く派遣社員にとって役立つ情報をお届けします。


前回二色コンテナをご紹介しましたので、今回は折って畳めるコンテナ通称オリコンについてのお話です。

二色コンテナと同様に使わない時にコンパクトにすることができるのだが、その手法が違うということだ。
オリコン
どのように折りたたむかとか説明するのも面倒なのでメーカーの動画を貼っておく。


オリコンも実に多種多様で動画のもののように天面付きかつロック付きのものもあれば、横から出し入れできる扉付きのものもある。

とにかく可動部が多くプラスチック製でしかもサイドは半透明というのが典型的な特徴である。この特徴はつまり壊れやすいということだ。

どのくらい壊れやすいのかメーカーの商品仕様を見てみた。
二色コンテナ 許容内容物質量 20kg 最大積み重ね段数 16段
オリコン 許容内容物質量 15kg 最大積み重ね段数 5段
メーカーや商品によって数値は前後するが、まあだいたいこのくらいである。

このように壊れやすいんだという事を意識して扱うとこういう事になる。
・組み立てるときはハメるところはしっかりハメてちゃんと組み立てる。特に短い辺側の底の部分。
・変に引っかかったまま無理に力押しで変形させようとするとバキッと壊れかねない。
・そして壊れてしまったオリコンは危険なので使わないようにする。

ちなみにこのオリコンとセットで使うことが多いのがオリコンキャリー(コンテナ台車、とかいろいろ呼び方がある)である。
これについてはまたいつか記事を書くかもしれない。


コンテナとは容器の事だが、それを中央を境に左右別々の色をしているものを二色コンテナという。
色だけが違うのではなく微妙に凸凹の窪みや突起の位置大きさが色によって違う。
逆に別のコンテナでも同じ色の部分なら窪みや突起の位置大きさは同じである。

わかりやすく縦に並べて点線を引いてみるとこうなる。
二色コンテナ
これによって積み重ねたときに同色同士だとひっかかり、異色同士だと埋まるようになる。
二色コンテナ_積み重ね
つまりコンテナに何かを入れて積み重ねるときは同色同士になるように積み重ね、使わないからコンパクトにして退けておきたいときは互い違いの色になるように積む。

これが二色コンテナだ。

食品専用というわけではないが、食品を扱う倉庫で特に高確率でこれが使われている。
コンビニの食品の倉庫でも使っていたので別に倉庫でなくともコンビニで見かけることがあるかもしれない。

この二色コンテナは確かに同色同士で積み重ねれば中の空間を確保して積み重なるのだが、以下の絵のように結構きちんと積めてないことが多い。(凸凹の絵を描くのがめんどくさすぎてもう絵がテキトー)

二色コンテナ_積み重ね2
これだとバランスが悪く崩れてくる恐れもあるし、中のものが潰れる恐れもある。二色コンテナの使用において最もありがちな事で注意したいところだ。

あとこれは二色コンテナというよりも食品の取り扱いについてという事になると思うが、以下のようにコンテナに食品が入ってる場合はそのコンテナを床に置いてはいけない。らしい。

その食品がパックされていてもダメらしい。ちゃんと台車、カゴ車、キャリーに乗せよということだ。
まぁ私は食品のことは専門ではないので理由はよくわからない。
二色コンテナ_食品


今回はカゴ車や台車の下についているキャスターについてお話したいと思います。

キャスターは方向が変えれるかどうかの違いで固定自在の二種類があり、そのそれぞれにロック付きのものもあります(絵では自在のロック付きしか用意してないですが。。)。
 キャスター

ロックの金具のところの形状や仕組みは多種多様ですが、まあ一番よく見かけるものは絵にあるようなものです。
この金具を傾ければロックがかかるわけですが、どっちがどっちだ??と迷ってしまうこともあります。自在のロックの場合は車輪が横に出ているほうを下げればロックがかかります。
キャスターロック
さてそのロックをかけるときですが、足でやりましょう
家庭の家具にあるキャスターの感覚で手でやってしまおうとする人がいますが、怪我をするおそれがあります。

そのことはメーカーの使用上の注意でも書かれています。

ちょっとこの使用上の注意に書かれているストッパーの項目について見ていきましょう。
ていうかこれロックじゃなくてストッパーって言うのか。まあいいや。

・ ストッパーを掛けて傾斜地に放置しないで下さい。
つまり台車やかご車をストッパーを掛けてスロープの途中で止めるようなことはしないでくださいということか。
そりゃそうだろう。このブログの熱心な読者なら理由を10秒ほど考えてみよう。

キャスターとしてはストッパーに負荷をかけ続けることによる故障の原因となるし、台車やかご車としては不安定で転倒の恐れがある。転倒しなくてもストッパーが故障してスロープを滑り落ちていく可能性もある。

はい、ちょっとした危険予知訓練でした。

・ ストッパーは靴を履いた足で踏み込んで操作して下さい。
これですこれです。

・ ストッパーをかけたまま無理に動かさないで下さい。

なんかやたらと重いなと思ったらストッパーが掛かっていたって事、あります。

・ 過度に踏み付けないで下さい。

はい。

・ ハンドルを金槌で叩かないで下さい。
んな奴いねーよwww
というか、ロックの金具のところって言ってた部分はハンドルと言えばいいのか。

ロックだのストッパーだのハンドルだの、頭が混乱してきますね。。










初めての人でも任される筆頭のお仕事が空箱作り。

段ボールの向きに注意
完全に無地の場合は問題ない。しかし下の画像のようにバーコードが印字されていたり、サイズ情報、ダンボールメーカーのロゴなどが印字されている場合がある。

通常はそれらが印字されてる面が底だ。

ゆえに空箱づくりはその部分をテープで貼っていく。
段ボールの向き
テープの貼り方
主にI貼り、十字貼り、H貼りの3種類がある。

I貼り
簡単で早く済むが強度が弱い。一手。
十字貼り
強度を高める貼り方。引っ越しにおける段ボール作りでよく使われる。二手。
H貼り
密封性を高める貼り方。倉庫における段ボール作りでよく使われる。三手なので時間がかかる。
段ボールのテープの貼り方
引っ越しにおいては重い物が底抜けしないことが重要であるため十字貼りをします。
倉庫においてはそれが商品ですよ~未開封ですよ~という事を暗示する意味もあって密封性を高めるH貼りをすることが多いです。

さらに高める

十字貼りの強度をさらに高めるために長い辺の側の側面にはみ出た部分を長めにすることがあります。そこが一番負荷がかかるからです。

H貼りの密封性をさらに高めるためにカドもしっかり密封するよう指示されることもあります。
段ボールのテープの貼り方注意点

完成!
半分折って積み重ねていこう。
長い辺を折るべきか、短い辺を折るべきか。それは今後の研究課題である。
段ボールのカラの積み重ね






そう子ちゃん_スロープ
台車を持ってスロープを降りる場合はバックで降りよう

普通に押して降りると台車に勢いがついて止めるのが大変である。
うまくスピードを調整できたとしても、荷物が前に転がり落ちやすい。

また背の高いカゴ車の場合は転倒、長いキャスターラックの場合は横ブレしやすい。
これらの場合は二人で前後を持って降ろしたほうが安全である。

 

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