倉庫内作業の基礎知識

倉庫で働く派遣社員にとって役立つ情報をお届けします。

カッター
自前のカッターの持ち込みを禁止し、倉庫側でカッターを貸し出していることがある。 カッターには番号が付けられており、借りるときは何番のカッターを誰が使用するか記録する。そして帰りには返却がちゃんとされているかをチェックする。

なぜこんなことをしているのか。

カッターが必要な仕事にもかかわらず持ってくるのを忘れる人が多いため貸し出すようになった。
という側面もなくはないだろうが、最大の理由は「カッターの混入を防ぐ」である。

作業中に自分のボールペンやカッターがどこかにいってしまい失くしたことはないだろうか。もしそれが梱包時に段ボールに入ってしまっていて、そのままお客様へ届けられてしまったらどうだろう。

ボールペンならまぁまだしもカッターがお客様に送られる。これはつまり刃物をお客様に送り付けているという事なのである。さらに過激に言えばカミソリの刃を送り付けているようなものなのである。

こんなことをしてくるとはとんでもない企業である。

なので最近はカッターの管理について厳しくしている倉庫が増えてきた。先に述べた通りカッターに番号をつけて管理する。カッターにはチェーンをつけて体につけさせる。そうすれば万が一落としても体と繋がったままで失いにくい。そして数時間ごとに全員カッターを持っているか確認し、万が一失った人がいれば作業を中止しカッターの捜索にあたるのである。
 

切れ目を探してめくる
ゴム付きの軍手をつけてさすっていくと切れ目が丸まってめくりやすくなる。
ストレッチフィルムめくり

強度を増したい
ラップをひねるとフィルムが締まり強度が増す。一定の間隔でねじっていくと緩まず強く巻くことができる。
ストレッチフィルムそう子ちゃんひねり
 
目が回ってしまう
いずれ慣れる、と言ってしまえばおしまいだがあえて助言するならば回る半径を大きくするように意識する。図で言えば赤い線ではなく青い線のように回る。その分移動距離が長くなって時間はかかるが、そこはまあ自分で加減すべし。
ストレッチフィルム目が回る
エコバンド

ストレッチフィルムの使用にはいくつかの欠点があった。
〇ゴミが出る
〇環境に悪い
〇巻くのに手間時間がかかる
〇目が回る
 
そこで使いまわしのできるエコバンドというものが登場し、使われている現場もある。
これの利点は以下の通り。
〇環境にやさしい
〇装着脱着が簡単
〇繰り返し使用でコスト削減になる
 
逆に欠点も存在する。
〇回収しなければならない
〇汚れていく
〇積み荷の形状がある程度は整っていないと使えない


倉庫内作業で必要不可欠なものの一つとしてストレッチフィルムがあるが、現場において実際にはラップと呼ばれる事のほうが多いと思う。今回はこの倉庫で使われるラップ家庭で使われるラップの違いを見ていくことにする。実は同じではないのだ。

材質が違う
ストレッチフィルム LLDPE(直鎖上低密度ポリエチレン)
家庭用ラップ PVDC(ポリ塩化ビニリデン)

ゆえに

性能が違う
ストレッチフィルム 耐気性× 耐熱性×
家庭用ラップ 耐気性〇 耐熱性〇 
耐水性は両方持っているが、耐気性と耐熱性に違いがある。
耐気性つまり空気を通さない性質があるという事は、酸化を防いだり臭い移りを抑えたりできるという事である。
耐熱性があるという事は、電子レンジにも使えるという事である。

ゆえに

価格が違う
ストレッチフィルム 50cm×300m 厚さ15~18ミクロン 約1000円
家庭用ラップ 30cm×50m 厚さ11ミクロン 約300円
一般的なサイズと価格は大体このくらいである。使用用途上ストレッチフィルムは丈夫でなければならないので多少分厚くなっているのがポイントである。
この数値をもとに面積比で価格をみると3倍以上ストレッチフィルムが安いという事になる。厚さが違うので体積比でも比べてみると4倍以上ストレッチフィルムが安い事になる。
そしてストレッチフィルムはまとめ買いによってさらに2倍くらい安くなる。家庭用ラップもまとめ買いすれば安くなるかもしれないが、そもそも大量にまとめて購入する家庭など普通はない。だが倉庫ではそれなりに使うのであれば大量にまとめて購入するしそれによって安くなるのである。

ストレッチフィルムは業務用ラップなのか?

「家庭用」の対義語が「業務用」であるとすると、ストレッチフィルムは業務用ラップという事なのだろうか。難しいところだがあえて言うならば梱包用ラップであろう。業務用ラップというとむしろ食品工場や飲食店用のラップのことになると思われる。家庭用ラップのものをただ長くしたものであったり、材質をポリ塩化ビニルに少し落としつつも性能的には家庭用ラップに近いものとし価格を抑えたものなどがある。

スポーツの前には準備運動がつきものだが、体を動かす倉庫内作業も同様である。
硬くなったままの体のまま仕事に入れば怪我する恐れがある。その怪我とは筋肉痛、腰痛、 捻挫などの内部的なものと不安全行動による外部的なものとかある。

内部的なもの
体が硬いまま無理に動こうとすると、伸縮性がないために引きちぎれてしまう。
〇筋肉 ・・・肉離れ、筋肉痛など
〇骨 ・・腰痛など
〇関節  ・・膝の痛み、捻挫など

外部的なもの
緩慢な作業者の行動により、本来取るべき動作に時間がかかったり省略されたりすることがある。それにより外傷(手を切ったり指を挟んだり)を被ることがある。

特に注意すべき状況
季節的には特に冬場は体が収縮して硬くなっている。年齢的には中高年は筋肉が衰え関節の柔軟性も落ちている状態である。

ゆえに準備運動によって筋肉、骨、関節をほぐし可動域を広め、さらに体温と心拍数を高めることで体を動かしやすくして危機回避行動がとれるようにしておくのが望ましい。そしてそれは特に冬場において年齢が高いほど重要なことになってくる。

急激な動作は控える
いろいろなスポーツ選手のなかでもなぜか野球選手だけはやたらと怪我する人が多いと感じないだろうか。デッドボールなどによる外部的なものだけでなく、肉離れなどの内部的なものが多い。プロのスポーツ選手だから当然ストレッチや準備運動はしているはずである。だが野球選手だけはやたらと怪我が多い。

それは野球というスポーツの特性による。野球はバットを振るのもボールを投げるのもダッシュするのも急激な動作である。あまりにも急激な動作なため準備運動をしていても内部的な怪我をしえるのである。一方例えばサッカーでは急激にダッシュすることもあるが、そうでなくても常に軽く走っている状態なのでその落差はマシである。

つまりたとえ仕事前に準備運動をしていたとしても限度を超えた急激な体の動作をすれば怪我をしうるという事である。

それを防ぐには限度を超えた急激な体の動作を慎むか、待機時間にじっとせず何かしら体を動かしておくかという事になる。

全体でやる準備運動は勤務時間か?
準備運動の重要性を認識している会社ではそれを毎朝全員で行おうとする場合がある。そこで問題となってくるのはその準備運動をしている時間が勤務時間かどうかという事である。

労働時間とは「労働者が使用者の指揮命令下に置かれている時間」のことをさす。準備運動についてはその参加が義務であれば労働時間、自由参加ならばそうでないという事になる。

ただ自由参加の場合でも参加することを強く推奨するとかいって実質的に義務になってるケースもあるようで、その場合はどうなるのかは知らない。 

業務
流通加工とは流通投階で行なわれる加工工程のことで、物流コストの低減に大きく寄与している。
いろいろな加工工程
検品
入荷検品や出荷検品のように数を検査する検品ではなく、品質に問題がないかを検査する検品。
修復
検品にて不良とされたもののうち、可能であれば修復する。
包装
デパート包装、キャラメル包装、ピロー包装、シュリンク包装
封入、封緘
ダイレクトメール、パンフレット、販促印刷物
丁合い
指定の並び順に揃える。
名寄せ
同じ届先が複数あるものを一つにまとめる作業。
シール貼り
品名シール、バーコード、目隠しシール、訂正・修正シール、値札、日本語表記シール
タグ付け
値札
キッティング
パソコンやタブレットや通信機器などの初期設定、アドレス設定。
アセンブリ、組立
什器や自転車などのようなものを組み立てる。
アソート
複数の商品を組み合わせる。
セット加工
複数の商品をセットする加工のこと。化粧品をセットにしたりとか。

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